天皇賞・結果

順位 馬名 斤量 騎手 着差
14 アドマイヤジュピタ 牡5 58.0 岩田康誠 3:15.1
メイショウサムソン 牡5 58.0 武豊 アタマ
13 アサクサキングス 牡4 58.0 四位洋文 2.1/2
ホクトスルタン 牡4 58.0 横山典弘 3/4
アドマイヤフジ 牡6 58.0 川田将雅 1.1/4
アドマイヤモナーク 牡7 58.0 安藤勝己 1
11 トウカイトリック 牡6 58.0 幸英明 2.1/2
トウカイエリート 牡8 58.0 上村洋行 1.1/4
ドリームパスポート 牡5 58.0 松岡正海 ハナ
10 サンバレンティン 牡7 58.0 佐藤哲三 ハナ
11 12 アイポッパー 牡8 58.0 藤田伸二 3/4
12 10 ポップロック 牡7 58.0 内田博幸 4
13 ドリームパートナー セ8 58.0 和田竜二 8
14 アドマイヤメイン 牡5 58.0 福永祐一 1.3/4


アドマイヤジュピタメイショウサムソンを振り切ってG1初制覇。
天皇賞春秋三連覇を目指したメイショウサムソンはラストに差しきられて涙を飲む。
一番人気のアサクサキングスも前目の競馬で後ろから二頭に差される。
そして、天皇賞四世代制覇を狙ったホクトスルタン。直線まで見せ場は作るも及ばず。


以下、佐々木さんの総評。




1着:アドマイヤジュピタ。3番人気。
クラシックを骨折で棒に振ったが、復帰後はこれで7戦5勝でG1初制覇。
やや出遅れ気味に見えるスタートだったが、長距離を上手く折り合って最後に差し切り勝ち。
急なローテではないが、昨夏より休み無しだったのを考慮してか、秋まで休養に入る。
秋は一走叩いて国内秋古馬に挑む。問題は距離不足の感のある天皇賞秋か。


2着:メイショウサムソン。2番人気。
オペラオー以来の春秋天皇賞三連覇ならず。最後の最後で差されて僅差の2着。
とはいえ、道中の位置取りは若干疑問視。一周目の正面直線ではやや後方の位置取り。
今回はロングスパートがハマッたものの豊とのコンビにはやはりやや不満のある結果に。
中距離〜クラシックだとこの戦法は通じるのかという点を考えれば、今後の凡走はありえる。


3着:アサクサキングス。1番人気。
一番人気に支持され、自分自身のレースをしていたが、3着に敗れる。
ここに関していえば、まだまだ古馬相手では厳しいのかなといった印象。
特に位置取りや何かが悪かったというわけではなく、完全に力負けという印象。
とはいえ、まだ先のある馬だし、四位も上手く乗っていた。期待はまだまだできる。


4着:ホクトスルタン。6番人気。
期待通りの逃げで見せ場は作るも、直線では持たずに4着。
まぁ、単純にこの結果は上々。これまでの実績から行くと、結果としては◎と言える。
逃げに出るにはマークが強く、最後の直線の脚が足りなかった感じはある。
またこの10年で3番目に早いタイムで決着しているので、結果的には飛ばしすぎた感じ。*1


5着:アドマイヤフジ。10番人気。
二桁人気をいい意味で裏切った形での5着といえる。結果としては上々か。
ただ、この馬は長距離では買うかどうかで悩まされるような結果しか出さないんで困る。
前回の阪神大賞典も6着で、今回が5着という結果。血統的にも長距離は「?」だし。
典型的善戦マンではあるんだが、果たしてそこからいつ脱却するか。馬齢的にもチャンスは少ない。


9着:ドリームパスポート。5番人気。
うーん。まったく見せ場がないまま終わってしまった感じはあるなぁ。
しかし、高田を乗せないのかなぁ。松岡が悪いわけではないが、相性は高田の方がいい気がする。


12着:ポップロック。4番人気。
それほど、悪い要素が見つからなかったが、人気を大きく裏切る完敗。
遅咲きで頑張っていたが、今年で8歳馬。そろそろなのかもしれないな・・・。

*1:大逃げだったイングランディーレ天皇賞は実はここ10年で2番目に遅いタイムでの決着だった。